XLIFFのユーザーコミュニティに朗報です。memoQ 9.7にXLIFF 2ファイル用のインポートフィルタが加わりました!この形式でエクスポートされたファイルをmemoQに追加し、セグメントやメタデータの管理がしやすいように構成できます。
自由にカスタマイズする:柔軟性の高いフィルタ構成オプション
ユーザーの皆様の声が新機能として登場:XLIFF 2ファイルを扱うときにmemoQユーザーが直面する最大の問題点を、memoQ 9.7の新しいインポートフィルタが解決します。応急処置やその場しのぎ、XMLハックはもう必要ありません。
XLIFF 2ファイルに保存されているセグメントのステータス情報を、簡単にmemoQのステータスに変換できます。最新の製品バージョンでは、文書をインポートするときに、初期、翻訳済み、レビュー済み、最終版などのXLIFF固有のステータスや、不足しているステータスを、翻訳エディタで確認できる9つのネイティブセグメントステータスのいずれかにマッピングできます。
多言語ファイルでは、すべての言語や言語変異がローカライゼーションのスペシャリストに関係するわけではありません。memoQはデフォルトで、プロジェクトの主要言語のテキストをファイルから探します。memoQ 9.7では、言語や方言について完全一致が存在する場合にのみXLIFF 2ファイルからコンテンツをインポートするか、言語に関係なくコンテンツをインポートするかを選択できます。
また、インポートの構成においてセグメンテーションの管理も重要です。XLIFF 2ファイルがエクスポートされたソースによっては、セグメントの境界が1つの文章や1つのパラグラフ、ファイル全体にまで及ぶことがあります。そのような場合に備えて、セグメントの境界を変更できるかどうか、または変更すべきかどうか、さらに、memoQがXLIFFのセグメンテーションを修正してテキストを再セグメント化すべきかどうかもユーザーが決定できます。
開発者向けのmemoQ:空白とメタタグの高度な管理
XLIFF 2ファイルのコンテキスト情報を翻訳者に示すことは、一部のmemoQユーザー、特にソフトウェアローカライゼーション業界のユーザーにとって最も重要な課題でした。memoQの最新製品バージョンでは、ソフトウェア翻訳プロジェクトで使用されるXLIFF 2ファイルのコンテキストデータを保持するために、noteタグとmda:metaタグの内容がコメントとして表示されます。
また、ソフトウェア翻訳のスペシャリストが直面する別の課題に、空白の管理があります。UIの文字列には、テキスト要素と同様に重要なスペースが多く含まれています。新しいmemoQでは、XLIFF 2とXLIFF 1の両方のファイルでこれらが適切に処理されるように、ソースが空のセグメントや、すべてがスペースで構成されているセグメントをインポートするかどうかを選択したり、ソースとターゲットのセグメントの最初と最後にあるスペースをインポートするかどうかを選択したりできます。