ある一連の手順を繰り返さなければならないとき、「ボタン1つですべての手順を済ませることができないだろうか・・・」と思ったことはありませんか?memoQ 9.9では、ユーザーからの要望が高かった小さな機能改良がいくつも実装されているので、仕事をよりスムーズに、より便利に進められます。ここでは最新の刷新をご紹介します。
フィルタリングオプションの変更
強調表示機能の改良
これまでもユーザーから高い評価をいただいてきた新しい強調表示機能に、さらに改良を加えました。[詳細検索と置換] ダイアログを使ったときに、これまではフィルタ済みの用語がセグメント内で強調表示されていましたが、これがクイック検索(および置換)ツールでも機能するようになりました。また従来の、強調表示なしの設定の方が使いやすいユーザー向けに、一致した部分を強調表示するかどうかを選択できるチェックボックスも追加しました。
フィルタリングオプション:新しいフィルタリングでフィルタリング結果を絞り込む/絞り込まない
また、フィルタリングセクションにチェックボックスを1つ追加しました。すでにセグメントをフィルタリングしている状態で検索を行うと、memoQはすでにフィルタリングされたセグメント内を自動で検索します。しかし今後は、自分専用のデフォルト設定を作ることができます。つまり、フィルタ結果の中で検索するか、毎回新しい検索を自動で行うかを指定できます。このためには、設定で [これ以前のフィルタ結果をクリア] にチェックを入れるか、チェックを解除するだけです。
WebTransでのAntidoteの刷新
WebTransでのmemoQとAntidoteのインテグレーションに、2つの改善が加えられました。
- 別のブラウザ (Windows用Firefox) が追加されました。
- (変更履歴を表示しない)Antidoteで行った変更が、WebTransで変更履歴を有効にすると、WebTransで変更履歴として表示されるようになりました。
新しいフローティングライセンス貸し出しフロー
memoQ serverを使用している場合、フリーランサーにモバイルライセンスを配布すれば、そのフリーランサーはmemoQをダウンロードしてからわずか数分で仕事を始めることができます。フリーランサーがアクティベーションウィザードを開くと、[サーバーからライセンスを取得します] というオプションがポップアップ表示されます。フリーランサーはそのオプションを選択し、サーバーの詳細を入力するだけで、すぐに作業を始めることができます。30日間のトライアルが終了するのを待つ必要はありません。
MS Office Suiteファイルの新しいインポートオプション
9.9以降のmemoQでは、MS Office文書の画像から代替テキストをインポートできるようになります。これは特に、ウェブサイトのアクセシビリティの観点から重要な機能です。近年、障害者があらゆるサービスやウェブサイトを利用できるようにするために、多くの法律が整備されています(最近ではカナダで法律が制定されました)。文書から代替テキストをインポートすることで、画面読み上げソフトウェアのプログラムがアクセスできる画像の説明を用意できます。
このほかに、Strict Open XMLファイルも9.9以降のmemoQでサポートされています。
WS APIの変更
WS APIに新しい機能が追加されました。これまでWS APIパッケージのインポートでは、ライトリソースは一切インポートされませんでした。そこで、そのようなユースケースにも対応した新しい機能を作成し、あらゆるライトリソースが自動でインポートされるようにしました。

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