翻訳のプロジェクト管理者が頼りにするプロジェクト準備・管理ツールである前翻訳が、memoQWebに登場しました!memoQ 9.6より、企業や言語サービスプロバイダーのプロジェクト管理者の皆さんは、ブラウザそのままで、より多くのmemoQのプロジェクト管理機能にアクセスできるようになります。
プロジェクト管理者に不可欠なツールがブラウザで利用可能に
プロジェクトの準備段階でセグメントの全体ないしは一部にあらかじめ翻訳を入れられる前翻訳機能は、プロジェクト管理者にとって不可欠な存在です。社内所有の、あるいはクライアントから提供された言語リソースがどのくらい使えるのか、どのリソースを選び翻訳者と共有すべきかなどを含め、翻訳やローカライゼーションプロジェクトにおける正確かつ詳細な情報を得ることができます。
言い換えれば、正確な見積もりを出したり、効率的に作業負荷を管理するための重要な情報を提示してくれる、ということです。
memoQの前翻訳機能はリソースを効率的に活用できるだけではありません。プロジェクトの文書全体で翻訳の一貫性を保てるという点でも素晴らしいツールです。前翻訳をすることでセグメントに以前に承認された訳文を挿入し、その後確定することができます。前翻訳が適用されたセグメントが変更不可の場合、プロジェクト管理者はそのセグメントをロックして翻訳者や編集者がテキストを編集できないようにすることができます。
翻訳者、特にクライアントや言語サービスプロバイダーから提供された翻訳メモリよりもマッチ率が高くなるような、膨大な言語リソースをお持ちの方にとっても前翻訳は大いに活用いただける機能です。
舞台裏:前翻訳の仕組み
文書の前翻訳を実行すると、memoQはプロジェクトで有効な翻訳メモリとライブ文書資料を参照し、最適なマッチをセグメントに挿入します。
マッチする訳文がない場合はソースセグメントを機械翻訳にかけたり、自動でセグメントを結合ないしは分割してより良い一致率の訳文を提示します。この機能により、一から翻訳する必要があるセグメントがどのくらいあるかを正確に算出でき、完全一致やコンテキスト一致、ダブルコンテキスト一致には高品質の訳文を適用できることで、翻訳会社、クライアントの双方が費用を節約できます。
これまで前翻訳はデスクトップユーザーのみが利用できました。memoQ 9.6からは、セキュリティ上の理由やリモートでmemoQ serverにアクセスするためにブラウザでmemoQを使用せざるを得なかったプロジェクト管理者の方も、ウェブ上でmemoQの高度なプロジェクト管理機能を最大限ご活用いただけます。言うまでもなく、Macのみの環境や、個人保有のデバイスの利用を運用方針とする企業の方にとっても大きなメリットとなるでしょう。
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