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機械翻訳されたコンテンツの品質評価を行う

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memoQ - 18/05/2023

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企業では、機械翻訳技術を活用して文書全体を数秒で翻訳し、ポストエディットを実施することで貴重な時間を節約できています。全体として人間の関与を最小限に抑えることでコストを削減できています。 このように機械翻訳技術が強力な武器であることは誰もが知っていますが、MTエンジンの使用には品質への心配がつきものです。

多くの機械翻訳エンジンと統合できるmemoQでは、ユーザーがそうした機械翻訳エンジンをより効果的に活用できるように、AIQE(人工知能ベースの品質評価)を導入しました。memoQ 10.1で利用可能となる最初の新機能は、機械翻訳されたテキストの品質をAIが評価するものです。

機械翻訳では品質が問題になることがありますが、AIQEを利用することで、翻訳会社や企業 は効果的にそのような信頼性に欠ける品質に伴うリスクに対処できます。たとえば、機械翻訳されたコンテンツを正確ですぐに使える品質にするために必要な労力、時間、リソースを最小限に抑えます。 AIQE、そしてその可能性を最大限に引き出すために今後提供されるさまざまな機能は、2つのモデルとの連携で利用できるようになります。TAUSは、AIMLMTのアプリケーションのための言語データエキスパートで、すぐに使えるソリューションとして機能する汎用モデルと、カスタムモデルによるカスタマイズを提供しています。もう1社は、AI型機械翻訳品質予測APIのプロバイダーのModelFrontで、AIQEmemoQで利用できるようにするカスタムモデルを提供しています。

AIQEは、機械翻訳されたセグメントの品質評価スコア(1%から100%まで)を提供します。翻訳結果パネルに表示された品質評価値は、マッチ率と似た形で(しかし明確な方法で)、翻訳者がさまざまなソースからの翻訳ヒットを使う際の指針となります。翻訳結果と情報のパネルには、利用可能なすべての機械翻訳エンジンのスコアが表示されるので、翻訳の品質や最も正確な結果を提供する翻訳エンジンを知る際の参考になります。

memoQ 10.1においてAIQEは、機械翻訳コンテンツの品質に関する適切な指針を提供するので、翻訳会社や企業は、コストと時間を節約しながら機械翻訳技術のメリットをさらに享受できます。

AIQE memoQ 10.1で初めて導入されますが品質スコアに基づく前翻訳やグリッドでのAIQEの利用など、今後のmemoQリリースにおいてさらなる改善が予定されています。今後も開発を続けることで、AIQEは最終的に、品質を確保した上でローカリゼーションワークフローを完全に自動化し、機械翻訳使用のリスク低減によりユーザー効率を高め、さまざまな機械翻訳エンジンの有効性の迅速な比較やポストエディットに費やす時間の削減を実現します。

AIQEについてさらに詳しく知りたい場合は、まもなくTAUSと開催するウェビナーにこちらから登録してください。

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